子どものお小遣いはいつから始めるの?
ルールはどうしよう?
こういった疑問を持ったことはありませんか?
我が家は4歳から報酬制でのお小遣いを始めています。
今回は、お小遣いのルールについてまとめてみました。
お小遣いはいつから始める?
7歳からお小遣いを始める家庭が多い
株式会社ラボネットワークが行ったアンケート調査によると、子どもが7歳(小学1年生)からお小遣いをあげていると回答した人が30.5%と最も多いことがわかりました。
次に多かった回答は、10歳(小学4年生)が13.0%、13歳(中学1年生)が12.9%となっています。
我が家は4歳からですので、同調査によると、3.3%となり、早いほうかもしれません。
【子育て世代】のママ/パパたちに聞いた!おこづかい事情2022|株式会社ラボネットワークのプレスリリース
我が家の「お小遣いをあげるきっかけ」
我が家のお小遣いをあげるきっかけは、「欲しいものが出てきたとき」でした。
それまでは、特に欲しいものもなく、誕生日プレゼントでさえ、決めるまでに時間がかかっていました。
4歳過ぎたあたりから、徐々に欲しいものがはっきりしてきて、「あれ欲しい」「これ良いな」と言うようになりました。そこで、報酬制でのお小遣いをスタートしました。
4歳になったらお小遣いを始めよう!と考えていたわけではなく、子どもの様子を見て、お小遣いを開始したら、たまたま4歳だったという訳です。
お小遣いの渡し方

では、どのようにおこづかいを渡すのが良いのでしょうか。
渡し方としては、定額制、報酬制、申告制(都度払い)があります。
先ほどの、株式会社ラボネットワークが行ったアンケート調査によると、おこづかいを渡す頻度としては、「毎月あげている」と回答した人が74.8%と最も多く、「必要となった場合のみ都度」と回答した人は13.6%でした。「お手伝いをしたとき」という回答は、その他7%に入っています。
また、別の調査ですが、学研総合研究所の調査では、小学生のおこづかいのもらい方について、「申告制でもらっている」が46%、「定額制でもらっている」は42%となっています。
定額でもらいながら、必要な分を申告制でもらっている方や、もらっていない方もいると思いますが、半分近くが定額制をとっています。
小学生白書Web版 学研教育総合研究所|学研
では、それぞれのメリットとデメリットを考えてみましょう。
定額制のメリット・デメリット
定額制のメリット
・計画的にお金を使う練習ができる
・決まった額を渡すため、渡す方も管理が楽
定額制のメリットと言えば、何といっても、計画的にお金を使う練習ができることです。
毎月のおこづかいの額が決まっているため、予算が立てやすく、好きなものを買うために少々我慢しても、来月のおこづかい額が決まっているため、安心できます。
渡す側も決まった額を渡すだけなので、管理が楽ですよね。
定額制のデメリット
・報酬がなく、頑張るモチベーションに繋がらない
定額制のデメリットとしては、報酬がないため、努力や頑張るモチベーションに繋がらないことが挙げられます。
申告制のメリット・デメリット
申告制のメリット
・自己管理能力やプレゼンテーション能力がつく
・親子のコミュニケーションがとれる
申告制のメリットとしては、子ども自身が申告することで、自己管理能力やプレゼンテーション能力がつくことです。
また、自然に親子のコミュニケーションをとることができます。
申告制のデメリット
・渡す側が判断しなければならない
・その都度渡すため、管理が複雑になる
申告制のデメリットは、子どもが正しく必要な額を伝えることができない場合、親にとって判断が難しくなってしまうことがあげられます。
また、必要な時に都度渡すため、いくら渡したのか、管理が複雑になってしまいます。
報酬制のメリット・デメリット
報酬制のメリット
・子ども自身の行動が報酬につながるため、努力や自発的な行動を促すことができる
報酬制のメリットは、子ども自身の行動が報酬につながるため、努力や自発的な行動を促すことができる点です。
また、おこづかいをもらうために努力が必要であるため、お金の価値を学ぶことができます。
報酬制のデメリット
・報酬を得ることが目的となり、報酬が発生しないお手伝いをしなくなる可能性がある
報酬制のデメリットは、報酬を得ることが目的となり、報酬が発生しないお手伝いをしなくなる可能性があることです。
我が家は報酬制
最初にも書いた通り、我が家は報酬制をとっています。
理由は、お金の価値を学んでほしいから。
誰かのためになることをすると、報酬が発生することを知ってほしいと思い、子どもがお手伝いをしたら、おこづかいを渡しています。
報酬制のルール作り

具体的な報酬は子どもと話し合って決める
お小遣いを始めるまで、「お手伝いしたい!」と言ったときにお手伝いをさせていました。
お小遣いを始めるにあたって、今までしてきたお手伝いや、これから何のお手伝いができるか、子どもと話しながら、紙に書き出しました。
保育園時代に始めたので、1つのお手伝いに対し、1円から5円に設定。新たなお手伝いを思いついたら、その都度項目を増やします。また、年に1回程度、単価も値上げしています。一番高い単価のお手伝いを毎日したら、いくらになるか、を基準に値段設定しています(そこまで熱心にしないことを見込んでいます)。
無償のお手伝いはするのか?
報酬制お小遣いを始めても、小学校2年生の途中くらいまでは、無償のお手伝いをしてくれていました。むしろ、「これはお小遣い要らないから!」と言いながらお手伝いをしてくれていたくらいです(感動)。
でも、3年になってくると、無償のお手伝いはぐんと減ってきました。頼めばやってくれる、という状況です。
とはいえ、雨が降った時に、脚立まで使って洗濯物を一人で取り入れてくれるような優しい心は忘れていません!(親バカ)
まとめ
お小遣いをいつから始めるか、どのようなルールを決めるかは、家庭や子どもの成長に合わせて選ぶことが大切です。調査によると、多くの家庭は7歳頃からお小遣いを始めていますが、我が家は4歳から報酬制を取り入れました。
お小遣いの渡し方には「定額制」「申告制」「報酬制」があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。我が家では、お手伝いを通じて努力や自発的な行動を促し、お金の価値を学んでほしいという思いから、報酬制を採用しました。
ただし、報酬制には「お金がもらえないとお手伝いをしなくなる」という課題もあります。そのため、無償のお手伝いの習慣も大切にしながら、子どもと話し合い、柔軟にルールを調整しています。
お小遣いは単なる「お金のやりとり」ではなく、子どもの成長をサポートする大切な機会。子どもと話し合いながら、一緒に取り組むことが大切かもしれませんね。
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